一般小児外来
病気を治すだけではなく、その子の今後の成長に寄り添って、お子さまとその家族の方、皆がより笑顔で過ごせるようなお手伝いができたらと思いながら日々診療にあたっております。
お子さまのことでお困り事がありましたら、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
疾患・症状について
- 発熱
- かぜ
- 胃腸炎
などの急性疾患ばかりでなく、
- 気管支喘息
- アトピー性皮膚炎
- アレルギー性鼻炎
- 便秘症
- 夜尿症
といった慢性疾患で長期的にフォローが必要な場合の診療も行っております。
検査について
検査についての当院の考え方
当院では、検査の結果だけではなく、お子さまの症状やこれまでの経過、実際の診察で分かったことを大切にしています。
同じ発熱や咳でも、年齢や症状、発症からの時間、周囲の流行状況などによって、必要となる検査は異なります。そのため、まずはお話を伺い、お子さまを診察したうえで、診断や治療方針を考えるために役立つ場合に、検査をご提案しています。
保育園や学校、ご家族の中で感染症が流行している場合も、それだけで検査を決めるのではなく、お子さまの今の様子をふまえて一緒に考えます。なお、症状のないお子さまについて、感染の有無を確認することだけを目的とした検査は、原則として行っておりません。
迅速検査をはじめとする検査は、診療に役立つ大切な手段のひとつです。ただし、検査を行う時期によっては、感染していても結果が陰性になることがあります。また、検査の結果だけで診断や治療方針が決まるわけではありません。
当院では、「まず検査」ではなく、「まずお子さまをしっかり診ること」を大切にしています。診察の結果、検査が診断や治療に役立つと考えられる場合には、内容をご説明したうえで実施します。反対に、検査をしても治療方針が変わらないと考えられる場合には、検査をおすすめしないこともあります。
特定の検査だけをご希望の場合も、まずは通常の診察でお子さまの状態を確認し、そのうえで検査が必要かどうかを一緒に相談させてください。
お子さまにとって必要な診療を一緒に考えていくため、ご理解いただけますと幸いです。
当院で行っている検査
各種迅速検査
結果が短時間で分かる検査です。当院では、以下の検査に対応しています。
- インフルエンザ
- RSウイルス
- ヒトメタニューモウイルス
- 溶連菌
- アデノウイルス
- マイコプラズマ
迅速検査は、検査の種類やお子さまの年齢、症状などによって、保険診療で行える条件が異なります。そのため、診察の結果、検査が診断に役立つと考えられる場合でも、保険診療の対象とならないことがあります。
検査が必要かどうか、また保険診療の対象となるかについては診察時に判断し、ご説明いたします。気になることがあれば、お気軽におたずねください。
鼻から検体を採取する検査について
お子さまの負担をできるだけ少なくするため、当院では、鼻汁を検体として使用できる検査では、専用の鼻汁吸引管を使って採取した鼻汁で検査を行っています。検査に必要な鼻汁がとれる場合には、綿棒を鼻の奥に入れずに済むよう心がけています。
検査のためとはいえ、お子さまにつらい思いをなるべくさせないことも、小児科診療では大切だと考えています。
なお、発症からの時間によっては、感染していても陰性となることがあります。そのため、検査結果だけではなく、お子さまの症状や診察で分かったことを合わせて総合的に判断します。
※検査の種類やお子さまの状態によっては、鼻汁以外の方法で検体を採取することがあります。
※当院では新型コロナウイルスの検査には対応しておりません。
血液検査(血算・CRP)

少量の血液から、白血球などの血球の数や、体の中の炎症の強さを示すCRPを調べます。熱が続く場合や、細菌感染症の可能性・炎症の程度を確かめたい場合に、診察の結果とあわせて行います。
尿検査
尿の中の白血球、血液、たんぱく、糖などを調べます。尿路感染症や腎臓の病気が疑われる場合に行います。
アレルギー検査
症状やこれまでの経過からアレルギー疾患が疑われ、診断や今後の対応を考えるうえで必要な場合に、血液検査を行います。
検査で陽性になった項目が、必ずしも症状の原因とは限りません。そのため、これまでの症状や食べたときの様子、生活環境などをうかがいながら、必要な項目を選びます。
症状がない段階で念のため調べる目的のスクリーニング検査は行っておりませんので、あらかじめご理解ください。
超音波(エコー)検査

超音波で体の中の様子を画像で確認する検査です。腹痛や嘔吐、しこりなどの症状があるときに、診察のうえ必要に応じて行います。
放射線を使わないので被ばくの心配がなく、痛みもありません。お子さまの体への負担が少ないため、当院では必要と考えられる場合には、積極的に行っています。
ティンパノメトリー
鼓膜の動きや中耳の状態を調べる検査です。耳の入り口に小さな器具をあてて、耳の中の圧を変えながら鼓膜の動きを測ります。
当院では耳の症状についても診療しており、必要に応じてティンパノメトリーを行っています。お子さまは、風邪をひいたあとなどに中耳に液体がたまる滲出性中耳炎になることがありますが、痛みや熱がなく、気づきにくいことも少なくありません。鼓膜の診察とあわせて検査を行うことで、中耳の状態をより詳しく確認できます。
耳の症状や鼓膜の診察の結果に応じて行いますので、耳の聞こえや痛みなど、気になることがあればお気軽にご相談ください。
小児外科疾患
当院では、一般的な小児科診療に加え、
- 急性虫垂炎(盲腸)
- 腸重積症
- 肥厚性幽門狭窄症
- 鼠径(そけい)ヘルニア
- 肛門周囲膿瘍
- 停留精巣
など、小児外科での治療が必要となることがある疾患についても診療を行っています。
症状や診察所見に応じて超音波検査(エコー検査)を行い、外科的な治療が必要と考えられる場合や、その可能性がある場合には、手術などの専門的な治療が可能な医療機関へ速やかにご紹介します。
「お腹を強く痛がる」「繰り返し吐く」「足の付け根が腫れている」など、気になる症状がありましたらご相談ください。
「小児科で診てもらってよいのかな?」と迷われる場合も、まずはお気軽に受診してください。
臍ヘルニア(でべそ)
臍ヘルニアとは
臍(さい)ヘルニアは、いわゆる「でべそ」と呼ばれる状態の一つです。おへその下にある、おなかの壁のすき間が閉じきらず、そこから腸などが出て、おへそがふくらみます。
赤ちゃんの5~10人に1人ほどにみられ、成長とともにすき間が閉じ、多くは自然に治ります。1歳までに約80%、2歳までに約90%が自然に治るといわれています。
一方で、2歳を過ぎても臍ヘルニアが残るお子さまもいます。その場合は、おへその状態や経過に応じて、手術を検討することがあります。
治療について
当院では、皮膚への負担が少ないテープ剤を使用した「臍圧迫療法」を行っております。
臍圧迫療法は、生後4か月頃までに開始すると、良好な治療効果が得られやすいとされています。
また、治療開始時期が早いほど効果が期待できるため、生後2か月になる前から治療を開始するお子さまもいらっしゃいます。
臍ヘルニアの治療をご希望の方や、お子さまのでべそが気になる方は、どうぞお気軽にご相談ください。




