むらまつ小児科

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年齢のとらえ方

年齢のとらえ方

誕生日から次の誕生日までが丸一年。ひとは誕生日に年をとります。

日曜日から次の日曜日までが一週間。一週間は7日です。

(ひとは誕生日の前日の24時に年をとる。)などと変なことをいうひとがいます。

(私も変だとは思うのですが、何でも年齢に関する法律というものがあって、それによるとこのようになるということで御座います。)

 

1才以上2才未満)は1才の誕生日から2才の誕生日の前日までのことですが、このルールに従えば、1才の誕生日の前日から2才の誕生日の前々日までとなります。

MRは通常1才の誕生日から接種可能ですが、このルールに従えば誕生日の前日から接種は可能です。

1週以上2週未満)は起算日より7日から13日までのことですが、このルールに従えば、6日から12日までになります。6日で1週間になります。

不活化と不活化の間は、通常1週間以上をあけます。1週間は7日ですが、このルールに従えば6日(7日の前日)でも接種は可能になります。

ところが、6日をあけて(7日の前日)に接種をすると、(これでは1週間をあけたことにならないから医療事故に当たります。)といわれ、親には(何かあった場合は必ずご連絡下さい。)の電話が入ります。

 (誕生日の前日)に1才になるのは許せても、6日(7日の前日)で1週間になるの無理なのです。

 

予防接種予診票にある <6日(1週間)以上の間隔をおいて> の解釈は次のようになります。

(誰かの都合で)6日で1週間になるのはしかたがないが、1週間というのは本当は7日のことであるから、7日間、すなわち次の同じ曜日まで待たなくてはいけない。 

後半部分は正論ですが、全体としては矛盾です。(6日で1週間)を認めるのであれば、6日での接種は認めないといけません。誕生日の前日に接種を許すのであれば、6日(7日の前日)でも接種は可能なのです。

 

1週間は7日)は確立された常識です。(民主国家においては、)たとえ法律でも変えることはできません。 

<6日(1週間)以上の間隔をおいて> は <7日(1週間)以上の間隔をおいて> が正解です。

 

そうすれば、1週間は(日曜日から次の日曜日までの7日間)で何の問題もありません。 そうすると1年は(誕生日から次の誕生日まで)となり、ひとは(誕生日に)年を取ることになるのです。

(1週間が7日間)の世界では、人は誕生日に年を取ります。どうしても誕生日の前日に年を取りたい場合は、(6日で1週間)の世界が待っています。その世界では、起算日を日曜日とすると、6日目の土曜日のうちに(6日目が終わらないうちに)日曜日がやって来ます。それがどのような世界なのか想像もできません。そして、大きな不合理を押してまで、何としても誕生日の前日に年を取らなければ、というその動機がよくわからないのです。

 

誰かの都合のために、十分な検証もなく、異例の速さで定期化されたワクチンがありました。大きな被害を生み、定期になってわずか2か月で積極的勧奨が中止になりました。

もっとも議決は僅差。勧奨中止はあくまで緊急避難的な一時的なものと強調されましたから、中止は副作用問題の鎮静化が狙いであったようです。

 積極的勧奨中止から5年以上。何の動きもありません。このワクチンはまだ定期の立場を保っており、打ちたい場合は無料で接種できます。何かあった場合は定期の保証も期待できます。でも打つ人はだれもいません。誰かの都合で導入されたワクチンは大きな被害を出すだけで終わったのです。

 

誰かの都合で導入され、予防接種の現場には大きな混乱をもたらすだけの(年齢に関する変なルール)もこのワクチンに似ています。

ワクチンと同様、ルール運用の(予防接種業務における)積極的勧奨を控えればいいだけの話ですが、これが難しい。

 HPVワクチンの場合は、幸いなことに、積極的勧奨中止を誘導した優秀で善良な官僚がいました。それがあの事件の大きな救いだったのです。

 

予防接種の施行上の間違いは報告で年間約7000件。(実際はその倍はあるといわれています。)そのうち約半数は接種間隔の間違いです。このルールの積極的勧奨を控えるだけで、かなりの件数の減少が見込まれます。少ないですが、実際そうしている所もあるのです。

(年齢に関する変なルール)は年齢をごまかす為のルールです。予防接種業務において年齢をごまかす必要のある場面はありません。このルールの予防接種業務における出番はないのです。

 

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