むらまつ小児科

不必要な検査・投薬はなるべく避けるようにしています。

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インフルエンザ簡易迅速検査

インフルエンザ簡易迅速検査

千葉市医師会の運営する休日夜間診療所は、流行時のインフルエンザ簡易迅速検査は原則行わないむねを市民に通知した。2017.2

理由は 1検査の結果は間違いも多い。2検査は診療に必須のものではない。
診察した医師が必要と認めれば、抗インフルエンザ薬の処方はするという。
 
 
検査にはすべて偽陽性(過剰診断)、偽陰性(見逃し)がつきものです。インフルエンザでないのに陽性にでるのが偽陽性、インフルエンザなのに陰性にでるのが偽陰性。
インフルエンザの場合、反応時間が足りなくて偽陰性となるのはよく知られていますが、十分に反応時間をとって陽性に出た場合でも、全てがインフルエンザではありません。偽陽性があります。そしてその偽陽性率(陽性に出たもののうち偽陽性の割合)は流行状況によるのです。(ベイズの定理)
感度95%、特異度98%の場合、10人に1人がインフルエンザの状況では、偽陽性率は15%ですが、100人に1人がインフルエンザの状況では、偽陽性率は70%(陽性的中率30%)になります。
尚、反応時間を十分とった場合の陰性的中率は99%以上。
 
取り敢えずの夜間休日診療所では、インフルエンザ簡易迅速検査は必要ないのです。

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